610SPは、船直下のハイプレッシャーなケンサキイカを避け、キャストして沖の明暗部にいるフレッシュな個体を攻略するために開発しました。
キャストの際に必要なブランクの張りを持たせるため、この価格帯では稀な高弾性40Tカーボンを採用。
反発力を活かし、軽い力のアンダーハンドキャストで沖の明暗部にリグを届けることが可能です。
待望のオモリグ対応スピニングモデルとなり、「アンダーハンドでのキャスト」、「重量のあるリグのアクション」そして「負荷のかかる急流ポイントやディープでのフッキング・ファイト」というパワーが求められる場面と、それに相反する「繊細なイカのアタリを捉える感度」、というオモリグロッドに求められる要素を高い次元で融合させました。
そして、ぜひオススメしたいのが、「水深50m以下のシャローエリア」での「錘スッテ単体」を使用したゲーム。
12~20号の錘スッテ単体を沖にキャストし、着底後3~5回ほど巻きシャクリして、ラインを張らず緩めずのテンションフォール中のアタリを掛けていく、というティップランやアジングに近い趣のゲームもこのロッドでは楽しむことができます。
バーチカルの釣りに食い渋る場面でも、この釣り方だと嘘のようにヒットすることがあるので、ぜひ試していただきたいです。
58B譲りのカーボンチューブラーティップの敢えて「曲がらない」アクションは、こちらにももちろん採用。
繊細なケンサキイカのアタリを、ティップの変化で“目で見て“捉えることを可能にしました。
また、キャスティングタイラバやバチコンアジングなど、ほかの釣りに使用できる汎用性の高さも備えていますので、1本あると重宝するロッドです。